- 啓林館 情報C -

第3章 情報の収集・発信と個人の責任
第4節 情報モラル

第1項 情報社会と個人のモラル

5101-1
【教師向けコメント】 ウィルスは感染したコンピュータだけではなく、ネットワークを介して複数のコンピュータにも多大な被害を与えてしまう。ここでは、そうした被害に遭わないために個々人が心がけることを考えることが大切です。
【生徒向け】 ウィルスに感染しないために必要なことを考えてみましょう。

5101-2
【教師向けコメント】 コンピュータウィルスは感染するとすぐに発病するものや、コンピュータ内に隠れているウィルスなど様々なものがあります。種類によってその動作は異なることを具体的にまとめておくと良いでしょう。
【生徒向け】 コンピュータウィルスにはどのような種類があるかまとめてみましょう。

5101-3
【教師向けコメント】 コンピュータウィルスへの対策について技術的におさえておく必要があります。また、ネットワーク以外の感染経路についても考えておくことが大切です。
【生徒向け】 コンピュータウィルスに感染する要因について、日常におけるコンピュータの利用の場面を通して考えてみましょう。

5101-4
【教師向けコメント】 ウィルスチェックの方法をまとめてみましょう。その時、ネットワーク利用者のマナーの観点にも触れることが大切です。
【生徒向け】 ウィルスチェックのこころがけについて、日常におけるコンピュータの利用の場面を通して考えてみましょう。

5103-2
【教師向けコメント】 著作権について以下の観点からおさえておくと良いでしょう。
(1)知的所有権としての位置付け
(2)特許権と対比
【生徒向け】 著作権が侵された例を考えてみましょう。

5104-2
【教師向けコメント】 基本的人権の観点からプライバシーを守ることの大切さを考えておく必要があります。
【生徒向け】 個人情報は、なぜ保護しなければならないか考えて見ましょう。

1713-1
【教師向けコメント】 コンピュータウィルスについて、仕組み、幹線経路など学習できます。
【生徒向け】 コンピュータウィルスは悪意をもったプログラムであることをおさえ、常日頃から対策をとりつづけることの重要性を理解し、実際に対処できるようにしましょう。

1713-2
【教師向けコメント】 ハッキングやクラッキングについて、仕組み侵入経路など学習できます。また、ハッカーやクラッカーの違いなども学習できます。
【生徒向け】 ネットワークに不正に侵入する行為は、犯罪であることを理解しましょう。侵入に成功しなくても、侵入しようとする行為自体が問題になる場合もあります。

1713-3
【教師向けコメント】 コンピュータウィルスやクラッキングに対する防衛策について学習することができます。
【生徒向け】 自分が使っているパソコンに、ウィルスからコンピュータを守るためにどんな対策がされているか調べてみましょう。

1715-1
【教師向けコメント】 ネットワーク上でなぜセキュリティが重要なのか、なぜパスワードが必要なのかを説明しています。パスワードは、ネットワーク全体の安全性を高めるためになくてはならないものなのです。銀行のATMでパスワードの入力を求められるのは、キャッシュカードが本人のものかを確認し、他人が悪用できないようにするためです。これと同じように、ネットワーク上のセキュリティを必要とされるところでは、パスワードの入力を求められるのです。ネットワーク上で他人のパスワードを盗んで行われる犯罪の代表的なものにクラッキングがあります。クラッキングは悪意を持ってネットワークに不正に侵入し、ネットワークにつながっているコンピュータのデータを盗んだり破壊します。従って、ネットワークで使用するパスワードは厳重に管理しなければなりません。
【生徒向け】 これからのネットワーク社会ではパスワードの管理はかかせません。銀行のATMでの例を参考にしながら、自分のパスワード管理をどうしていくか、よく考えておきましょう。

1715-2
【教師向けコメント】 パスワードの管理方法と実際のパスワードの設定方法について学習できます。
【生徒向け】 他人のパスワードを利用してネットワークに入ることは犯罪です。パスワードの管理の甘さが周囲にまで大きな迷惑をかけてしまう場合もあります。

第2項 情報通信ネットワークの特性と利用者の配慮

5102-3
【教師向けコメント】 チェーンメールはなぜ禁止された行為であるのかまとめておく必要があります。
【生徒向け】 チェーンレターが送られてきた場合に困ることをあげてみましょう。次に、チェーンレターが禁止されている根拠について考えてみましょう。