- 数研出版 情報C -

第3章 情報通信ネットワークとコミュニケーション
第5節 情報通信の信頼性を上げるための方法

A 冗長なビット

1707-3
【教師向けコメント】 ネットワークのトラブルに対処するためには、こうしたプロトコルの階層構造に対する理解が必要となります。内容的に難しいと思われる場合は、1707-3-01および02の静止画を使って、説明するとよいでしょう。
【生徒向け】 プロトコルは1つではなく、層を作って、それぞれの役割をはたしています。ネットワークがうまくつながらないという場合は、どの層での問題なのかをはっきりさせることが第一歩です。

1707-4
【教師向けコメント】 UDP上のアプリケーション層で使うプロトコルは主にネットワーク管理に使われています。こうした管理の側面を説明する場合には、この部分がかかせません。
【生徒向け】 TCPは、トランスポート層のプロトコルです。また、アプリケーション層では具体的にどのようなプロトコルが使われているか調べてみましょう。

1707-5
【教師向けコメント】 OSI基本参照モデルでは通信機能を7階層に分けて説明している。より深く理解が必要な場合は、情報処理技術者試験などの参考書などを見ておくとよいでしょう。
【生徒向け】 IPは、インターネット層のプロトコルです。パケットについては、1707-2も参照してください。

B パケットの再送と順序番号

1707-2
【教師向けコメント】 パケットの必要性や構成について学習することができます。
【生徒向け】 ネットワークでのデータは「パケット(小包)」という単位でやりとりされます。また、パケットが無事に届くためには「ヘッダ」に書き込まれた情報が重要になります。