- 数研出版 情報B -

第5章 コンピュータによる情報処理
第1節 コンピュータによる情報処理の特徴

A アルゴリズムの正確な記述

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【教師向けコメント】 コンピュータプログラムの構成のしかたをアルゴリズムといいます。ここではアルゴリズムとそれを表記するためのフローチャートについて学習することができます。
【生徒向け】 アルゴリズムとは、コンピュータに仕事をさせるときの命令の順番を表したもので、処理の流れを理解するには大変役に立ちます。アルゴリズムは一般に流れ図(フローチャート)にして表します。ここでは流れ図の書き方を理解しましょう。

B 情報処理の速さ

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【教師向けコメント】 一般的に性能のいいパソコンとはどのようなものか説明するのに使用することが可能です。パソコンの性能はCPUが直接左右することを説明し、そのCPUの性能はバス幅とクロック周波数が関係することを説明する際に、クロック周波数とは何なのかを理解させるのに役立ちます。
【生徒向け】 パソコンの性能はCPUが直接左右します。そのCPUの性能はバスとクロック周波数が関係しています。バスとは、コンピュータ内部で信号をやり取りするための共通路のことです。バス幅が大きいほど高速に処理することが可能です。クロック周波数はCPUが処理するための基準で、単位はMHzやGHzを使います。Mはメガといい、100万を表します。Gはギガといい、10億を表します。クロック周波数が100MHzのものでは、1秒間に1億回のクロック信号を発生していることになります。

C 大量の情報の記憶

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【教師向けコメント】 情報の量と単位を学習することができます。ここではK(キロ),M(メガ),G(ギガ),T(テラ)と大きくなるとともに情報が約1000倍に増えることを図の牛乳パックやタンカーを用いながら説明するといいでしょう。データの最小の単位がビットであることにも触れましょう。
【生徒向け】 コンピュータでデータを扱う単位にはビットやバイトがあります。ここではフロッピーディスクやCD,DVD−ROMがどのぐらいのデータを扱えるのか理解しましょう。