- 日本文教出版 情報C -

第1章 情報機器の発達とディジタル化
第2節 情報のディジタル化

1 アナログとディジタル

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【教師向けコメント】 ディジタルとアナログの違いを図的に学習できます。アナログ式とディジタル式の時計やはかりなど身近な道具を使って数値の扱い方の違いを説明すると効果的です。
【生徒向け】 アナログとディジタルの違いをオシロスコープの波形を見て、直感的に理解しましょう。

2 情報の単位

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【教師向けコメント】 10進数と2進数の対応およびビットパターンについて学習できます。コンピュータは2進数で数値を扱っていることを中心に説明します。また8ビットの2進数場合11111111=255までの数値しか数えられないことにも触れるといいでしょう。
【生徒向け】 コンピュータでは、2進数が用いられます。我々が日常使用している10進数との違いをしっかり理解しましょう。また、ランプの点灯で表すことにより、ビットパターンのイメージをつかむことができます。

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【教師向けコメント】 情報の量と単位を学習することができます。ここではK(キロ),M(メガ),G(ギガ),T(テラ)と大きくなるとともに情報が約1000倍に増えることを図の牛乳パックやタンカーを用いながら説明するといいでしょう。データの最小の単位がビットであることにも触れましょう。
【生徒向け】 コンピュータでデータを扱う単位にはビットやバイトがあります。ここではフロッピーディスクやCD,DVD−ROMがどのぐらいのデータを扱えるのか理解しましょう。

4 ディジタル化の問題点

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【教師向けコメント】 著作権について以下の観点からおさえておくと良いでしょう。
(1)知的所有権としての位置付け
(2)特許権と対比
【生徒向け】 著作権が侵された例を考えてみましょう。

5103-3
【教師向けコメント】 知的所有権の存在意義を学ばせるにあたり、その権利がどのような効力をもち、何を保護しているものなのかを考える必要があります。
【生徒向け】 他人の著作物を利用する際に必要な心がけを考えてみましょう。