- 第一学習社 情報B -

第4章 情報社会と情報技術
第2節 情報技術における人間への配慮

2 情報システムの安全性

4203-2
【教師向けコメント】 ATM動作における情報の流れについて概観しておく必要があります。具体的には、(1)銀行のデータベースの働き、(2)顧客の認証方法とそのふくう、について押さえておくと良いでしょう。
【生徒向け】 ATM動作では、どのようにして顧客を認証し、入金・出金管理を行っているか考えてみましょう。その際、データベースの存在とその働きについて意識すると良いでしょう。

4203-4
【教師向けコメント】 ATMと銀行のコンピュータをつなぐネットワークに関し、その安全性が損なわれる要因を考慮しておく必要があります。ここでは、ハッキングと回線障害などに対するくふうについて考えておくと良いでしょう。
【生徒向け】 ATMと銀行のコンピュータをつなぐネットワークの安全性は、どのようにして損なわれるのか考えてみましょう。

5101-1
【教師向けコメント】 ウィルスは感染したコンピュータだけではなく、ネットワークを介して複数のコンピュータにも多大な被害を与えてしまう。ここでは、そうした被害に遭わないために個々人が心がけることを考えることが大切です。
【生徒向け】 ウィルスに感染しないために必要なことを考えてみましょう。

5101-2
【教師向けコメント】 コンピュータウィルスは感染するとすぐに発病するものや、コンピュータ内に隠れているウィルスなど様々なものがあります。種類によってその動作は異なることを具体的にまとめておくと良いでしょう。
【生徒向け】 コンピュータウィルスにはどのような種類があるかまとめてみましょう。

5101-3
【教師向けコメント】 コンピュータウィルスへの対策について技術的におさえておく必要があります。また、ネットワーク以外の感染経路についても考えておくことが大切です。
【生徒向け】 コンピュータウィルスに感染する要因について、日常におけるコンピュータの利用の場面を通して考えてみましょう。

5101-4
【教師向けコメント】 ウィルスチェックの方法をまとめてみましょう。その時、ネットワーク利用者のマナーの観点にも触れることが大切です。
【生徒向け】 ウィルスチェックのこころがけについて、日常におけるコンピュータの利用の場面を通して考えてみましょう。

1715-1
【教師向けコメント】 ネットワーク上でなぜセキュリティが重要なのか、なぜパスワードが必要なのかを説明しています。パスワードは、ネットワーク全体の安全性を高めるためになくてはならないものなのです。銀行のATMでパスワードの入力を求められるのは、キャッシュカードが本人のものかを確認し、他人が悪用できないようにするためです。これと同じように、ネットワーク上のセキュリティを必要とされるところでは、パスワードの入力を求められるのです。ネットワーク上で他人のパスワードを盗んで行われる犯罪の代表的なものにクラッキングがあります。クラッキングは悪意を持ってネットワークに不正に侵入し、ネットワークにつながっているコンピュータのデータを盗んだり破壊します。従って、ネットワークで使用するパスワードは厳重に管理しなければなりません。
【生徒向け】 これからのネットワーク社会ではパスワードの管理はかかせません。銀行のATMでの例を参考にしながら、自分のパスワード管理をどうしていくか、よく考えておきましょう。

1715-2
【教師向けコメント】 パスワードの管理方法と実際のパスワードの設定方法について学習できます。
【生徒向け】 他人のパスワードを利用してネットワークに入ることは犯罪です。パスワードの管理の甘さが周囲にまで大きな迷惑をかけてしまう場合もあります。

3 使いやすさの工夫

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【教師向けコメント】 ボールの回転をどのようにマウスに伝えているか説明する時に利用すると効果的です。
【生徒向け】 実際にボール式マウスが、どのように動きを検出してるか理解しましょう。