- 第一学習社 情報B -

第2章 コンピュータのしくみとはたらき
第2節 コンピュータにおける情報の処理

1 コンピュータの動作原理

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【教師向けコメント】 一般的に性能のいいパソコンとはどのようなものか説明するのに使用することが可能です。パソコンの性能はCPUが直接左右することを説明し、そのCPUの性能はバス幅とクロック周波数が関係することを説明する際に、クロック周波数とは何なのかを理解させるのに役立ちます。
【生徒向け】 パソコンの性能はCPUが直接左右します。そのCPUの性能はバスとクロック周波数が関係しています。バスとは、コンピュータ内部で信号をやり取りするための共通路のことです。バス幅が大きいほど高速に処理することが可能です。クロック周波数はCPUが処理するための基準で、単位はMHzやGHzを使います。Mはメガといい、100万を表します。Gはギガといい、10億を表します。クロック周波数が100MHzのものでは、1秒間に1億回のクロック信号を発生していることになります。

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【教師向けコメント】 メモリに蓄えられたプログラムをCPUが実行する際のCPU内の流れを説明する時に利用できます。あらかじめCPUがどのような役割を担っているのか説明をしておくとより理解が進むと思います。
【生徒向け】 コンピュータシステムの機能面には入力・出力・記憶・制御・演算の5大機能があり、そのうち演算と制御をCPUが担当しています。ここでわかるように、制御装置と演算装置には密接な関係があるため、それぞれ独立した装置にわけずにCPU(中央演算装置)が担当しています。

3 アルゴリズムの工夫

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【教師向けコメント】 コンピュータがデータを探索する方法の中でもっとも単純な線形探索について学習することができます。
【生徒向け】 一列に並んでいるデータの中で、特定のデータを探し出す探索アルゴリズムの1つである線形探索アルゴリズムが紹介されています。流れのイメージを掴みましょう。

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【教師向けコメント】 プログラミング言語を機械語に変換する方法によって、プログラミング言語は、コンパイラ型言語とインタプリタ型言語に分けられます。それぞれのしくみについて学習できます。
【生徒向け】 プログラム言語にはコンパイラ型とインタプリタ型の2つがあります。ここではプログラムの作成や使用する場面で両者の違いについて理解しましょう。