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丸でくくって、たかをくくる。
花粉症モデル。
コラボ撮りがコラボになる。



WEBデザイン記事−2:2007/4/8

丸でくくって、たかをくくる。

本日統一地方選挙ということで、二十歳になって選挙権を得た私も投票に行ってきました。選挙というと、当選してから毎日のように宮崎の東国原知事が報道されていますよね。知事の一挙一動が連日連夜私たちに伝えられるこの状況はWEBが手伝って実現しているんだと思います。ただ単にブログやSNSで話題になるということではなくて。

前にも書いたんですけど、WEBの世界ではマジョリティともマイノリティともつかない人たちに対するケアが行き届いていると思うんです。無党派層、情報学用語で言うところの暗黙知(!?)がやっていきやすい世の中になっているのです。でも、選挙では当選者を一人に決めなければならない。もやもやと漂っている層を最終的にはどこかにまとめなければならないのです。つまり、形式知への変換。このとき必要になるのが必殺・くくり術ですよ(笑)。

色々な情報がもやもやと漂っている社会だからこそ、この必殺・くくり術が効果を発揮するのです。どのターゲットに対して強くPRしていけばよりよいレスポンスが期待できるかということを第一に考えていくことが大切なんです。早い話が、「ターゲットを明確にする」ということなんですよね。東国原知事は政治に深く感心がない層をひとくくりにして日々PRされているのだと思います。(※生意気でごめんなさい。)

政治ってそんな簡単なものではありません。必殺・くくり術は表面的な技かもしれない・・・泥縄的要素も無きにしも非ず。けれど、ターゲットを見るということは国民と向き合ってくれている証拠なのだからなんだかうれしい気もします。



WEBデザイン記事−1:2007/03/01

花粉症モデル。

1月31日は、忘れもしません。中村紘子先生と名古屋フィルハーモニーとの特別演奏会と食事会に招待していただきました。 早いもので、もう3月になってしまいました。今年は暖冬で3月になる前から3月っぷりが目いっぱい発揮されていたような気がします。それにともなって花粉症も早いうちから猛威を振るい始めました。私は今のところ問題はないのですが、母は大打撃を受けています。立体マスクをはずさず電話をしているその姿は、母のつらさが分からない私にとっては不思議でなりません。

さて、タイトルと中村紘子氏の演奏会・食事会とうちの母の話…ごちゃまぜにしてお話したいことがあります。

1月31日の食事会でいちばん心に残った先生のお話はピアノコンクールが開催されたアクトシティを褒め称えているところでした。他にもいろいろと先生の体験談を聞くことができて貴重な時間を過ごせましたが、アクトシティを絶賛されている先生はとても生き生きとして私の目に映りました。 ホールの設備は整っており世界有数であるということのほかに、新幹線から降りたら雨に濡れずに行くことができる、というアクセスのしやすさを強調されているようでした。 わたしはこの先生のお話を、ストリーミング配信をはじめとするWEBの世界と重ね合わせて聞いていました。

インフラがなくて雨が降っていたって傘を持っていればアクトシティにたどり着くことができます。途中コンビニで傘を買うことだって出来るでしょう。傘を持っている人はマジョリティともマイノリティとも言えません。マジョリティに向けたインフラ、マイノリティに向けたインフラというターゲットの二極化のような考え方を超える考え方がアクトシティへのアクセスを支えるインフラなのだと思います。

WEBの世界でも同じことが言えます。ストリーミング配信がなくたって会場まで足を運べばいい。言ってしまえばそれまでです。しかし、マジョリティともマイノリティともつかないターゲットへ心遣いとしてストリーミング配信ができて、受けとってもらえたらちょっと幸せで一歩前進した気分になれるのかもしれません。

花粉症はなる人とならない人がいます。いちいち統計をとらなくてもいる(・・)にはいる(・・)んです。そういう人たちへの心遣いがいろんなフィールドでできるのがWEBの、これまた魅力です。


ピアコン記事−1:2006.11.19

コラボ撮りがコラボになる。

本日でピアコンの第2次予選が終了します。第3次、本選とこれからさらに盛り上がっていきます(←断定)。ストリーミング配信はこの盛り上がりとともに高まる緊張もリアルに伝えていくことになるでしょう。私(塚本)は学部生であるため、授業の空いているときにお手伝いをしておりますが、DSの方々は早朝から深夜まで、本当にお疲れ様です。

ピアコンの記事を書こう!と意気込んでいましたが、もはやそんな必要はなくなりました。このストリーミング配信はなにしろアジア発の試みですから、各メディアで注目されていて、記者を本職とする方々に華々しく報道していただいております。そこでこの私がどんな記事を書けるかと考えたとき、ピアコンについてではなく、情報学とともにピアコンを語ることなら2年分のストックをもとにしていけるのではないか・・・という結論に達しました。
話題がピアコンから情報学に逸れそうだからやめといて( ̄  ̄;)という反論(正当なアドバイス)は今のところ受け付けておりませんのであしからず。

私が中ホールに隣接する映写室に出入りさせていただいて感じたことは、他でもなく、文工融合ムードでした。静岡大学情報学部の最大のアピールポイントであり、講義と演習の日々にどっぷり浸かってしまうと忘れがちな「文工融合」がスタッフのやり取りのなかで実践されていた、といいますか、繰り広げられていました。情報科学科出身でシステムの開発・管理を行なうスタッフと、出場者の状況を判断し、生々しさを映像化して伝える情報社会学科出身のスタッフが―というと、いかにも学部生的な感想ですが、「文」と「工」のコラボレーションがとても新鮮で、刺激的でした。

浜松国際ピアノコンクールは「楽器と音楽のまち」である浜松と、レベルの高い若手ピアニストとのコラボレーション(コラボ)であるといえるでしょう。DSのスタッフたちはそのコラボを毎日撮りに行きます。そしてその行為に、もう一つの「文工融合」というコラボがあるわけです。その集大成がストリーミング配信なのでしょうね。

Written by 塚本
誕生日パーティー 塚本レポート