3年生の皆さんへ

 今,皆さんは研究室を選んでいます。人生を左右しかねない,大きな分かれ道です。私自身にもこれまで,さまざまな分かれ道がありましたが,じっくりと考えるのはとても大事なことです。皆さんにとっての「研究室選び」とは,どのような意味を持ちますか。何を根拠に意志決定をするのか。ブランド,先輩の就職先,拘束時間,イベントの数,といった簡単な物差しで選ぶのはあまりに表面的です。

私は大事な選択においては,選択肢の過去や現在よりも,将来の価値がどうなっていくのか,できるだけ正確に予測することを心がけてきました。つまり,研究室選択においての私なりの指針は「研究室の価値」です。重要なのは,自分自身が,研究室に所属したときに,過去や現在よりも,将来その研究室がどうなっていくのか,また自分自身がどうなっていくのか,と先を読むことです。予測する力です。無論、予測するには過去や現在を知ることも大変重要になってきます。それは,研究室としての価値もあり,自分自身の価値そのものでもあります。

 だからこそ,研究室を選ぶときは,まずは今研究室に所属している学生諸君に,所属している研究室の価値を問うてみて欲しいと思います。応用論の形式ばったプレゼンや学生間の噂話などではなく,自分の目と耳で研究室の現場にいる学生達の姿を観て声を聞いて,その上で,自身が求める価値を見つけて研究室を選んできて欲しいと願います。

2017年5月26日 杉山岳弘

研究テーマ

専門分野:メディア情報学

キーワード:

  • 映像制作
  • コミュニケーション分析
  • 情報デザイン
  • アーカイブ

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